通常の出力でフォトフェイシャル(IPL)を肝斑に照射すると、メラノサイトが熱刺激でさらに活性化し、色が濃くなるリスクがあります。肝斑とシミが混在している場合は特に、医師による正確な診断が不可欠です。
肝斑のメラノサイトは外部刺激に対して過敏な状態にあるため、強い光の熱エネルギーが逆にメラニン生成を促してしまうことがあります。一般的なシミとは原因・治療方針が根本的に異なります。
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「シミか肝斑か」の判断は視診だけでは難しいケースもあります。まずはカウンセリングで医師に肌状態を診ていただくことをおすすめします。
肝斑(かんぱん)に通常の出力でフォトフェイシャル(IPL)を照射すると、熱刺激によって悪化・濃化するリスクがあります。その理由と、医師の適切な診断のもとで慎重に対応する場合のポイントを解説します。

*(医師監修:平田 詩乃|内科専門医・日本美容内科学会会員)*
*公開日:2026年9月11日*
肝斑(かんぱん)に通常の出力でフォトフェイシャル(IPL)を照射すると、熱刺激によって悪化して濃くなるリスクがあります。「シミに効くと聞いたから」と自己判断で施術を繰り返した結果、かえって色が濃くなるケースは珍しくありません。まず、なぜ肝斑にフォトフェイシャルが危険なのかを整理します。
肝斑にフォトフェイシャルがNGとされる理由
- 過剰な刺激: メラニンを作る細胞(メラノサイト)が熱で刺激され、さらにメラニンを生成してしまいます。
- 基底膜のダメージ: 強い光の衝撃で、表皮と真皮を隔てる膜が壊れ、色素が肌の奥に落ちてしまうことがあります。
- 見落としによる悪化: シミと肝斑が混在している場合、自己判断や不十分な診断で照射すると色味が濃くなる原因になります。
肝斑のメラノサイトは、通常のシミとは異なり「もともと刺激に対して過敏な状態」にあります。IPL照射の熱エネルギーがその刺激となり、防衛反応としてメラニンをさらに大量に生成してしまうことがあるため、通常のシミ治療と同じ感覚で照射することは推奨されていません。
肝斑について基礎から知りたい方は、肝斑(かんぱん)とは|シミとの違い・原因・改善方法 もあわせてご覧ください。

「肝斑モード」なら可能な場合も
最近では、一部の先進的な機器(ステラM22など)に搭載された「肝斑モード」(長い波長と低出力で真皮や血管に優しくアプローチする設定)を用いて、医師の適切な診断と管理のもとで治療を行うケースもあります。
ただしこれはあくまで医師が肌状態・肝斑の程度・過去の治療歴を確認した上で判断するものです。「肝斑モードがあるから大丈夫」と自己判断するのは禁物です。
注意すべきポイント
- トラネキサム酸の内服: 施術前後には炎症を抑える内服薬の併用が強く推奨されます。
- 徹底した摩擦レス: ゴシゴシこする洗顔やクレンジングは避けてください。
- 紫外線・ブルーライト対策: 施術後の敏感な肌は徹底的な遮光が必要です。
自己判断せず、必ず専門の医師に肌状態を診断してもらいましょう。
肝斑治療は複数のアプローチを組み合わせることが多く、担当医との継続的なコミュニケーションが重要です。南篠ビューティークリニックでは初めてのご相談も歓迎しており、カウンセリングのみの来院も可能です。
関連記事:肝斑(かんぱん)とは|シミとの違い・原因・改善方法 / ステラM22でシミ・くすみ改善|IPL光治療の特徴
※ 効果には個人差があります。詳しくは医師にご相談ください。
※ 本記事は医師監修のもと作成していますが、個別の診断・治療を目的としたものではありません。
※ 肝斑の診断・治療は医師が行います。自己判断での治療はお控えください。
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