症例紹介 2026-07-07 医師監修

目元の小じわ・くぼみにベビーコラーゲン(肌育注射)症例レポート2026

目元の小じわ・くぼみにベビーコラーゲン(肌育注射)症例レポート2026

この記事の要点

ベビーコラーゲンは目の下のくぼみ・涙袋・目尻の細かいシワなど、繊細な目元に向いた注入治療です。ヒト型コラーゲンの細かい粒子が薄い皮膚に馴染みやすく、チンダル現象(青く透けて見える現象)が起きにくいのが特徴です。

目元の皮膚は顔のなかでも最も薄く、ヒアルロン酸では凸凹や青みが出やすい部位です。コラーゲンは「水を抱えてふくらませる」のではなく「肌の骨組みを補う」役割を担うため、薄い皮膚越しでも自然になじみます。

向いている方 ご注意いただきたい方
  • ○ 目元の小じわ・くぼみが目立つ方
  • ○ ふっくら感よりも「肌質の底上げ」を求める方
  • ○ ヒアルロン酸注入後に不自然さを感じた経験がある方
  • × 妊娠中・授乳中の方
  • × 注入部位に炎症・感染がある方
  • × 重度のたるみで外科的アプローチが適切な方

カウンセリングで気になる部位を確認し、ベビーコラーゲンが適しているか判断します。

目元の小じわ・くぼみが気になる方へ。ベビーコラーゲン(肌育注射)を用いた2026年の新しい症例をご紹介します。

*(医師監修:平田 詩乃|内科専門医・日本美容内科学会会員)*

*最終更新日:2026年7月7日*

今回は、目元を主なターゲットとした、ベビーコラーゲン(肌育注射)の症例を2例ご紹介します。

目元に小じわ・くぼみが生じるメカニズム

目の下や目尻は、顔のなかでもコラーゲン・ヒアルロン酸の減少が早く現れる部位です。

皮膚は大きく表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれています。真皮層(肌の奥の層)にはコラーゲン線維が網目状に張り巡らされており、これが皮膚の弾力とハリを保つ骨格の役割を果たしています。目の下の皮膚はもともとの厚みが約0.5mm程度と薄く、真皮層のコラーゲン量が少ないため、加齢による変化が他の部位よりも早く表面に現れやすい特徴があります。

コラーゲンが減ると皮膚が菲薄化(薄くなること)し、骨格や脂肪の凹凸が皮膚越しに浮き出て、くぼみや影クマとして見えやすくなります。また、真皮内のヒアルロン酸も年齢とともに減少するため、皮膚が水分を保持しにくくなり、細かいシワが刻まれやすくなります。目尻の「扇形の小じわ」は、目を閉じる眼輪筋の繰り返しの動きに薄くなった皮膚が対応しきれなくなることで深くなっていきます。

目元にベビーコラーゲンが向く理由

目の下・涙袋・目尻といった目元の皮膚は最も薄い部位のひとつであるため、ヒアルロン酸フィラーでの対応には特有の難しさがあります。ヒアルロン酸は水を抱え込んで組織をふくらませる製剤ですが、薄い皮膚の下に注入すると、光の屈折によって青みがかって透けて見える「チンダル現象」が起きやすく、膨らませすぎると不自然な凸凹につながるリスクもあります。目元は修正が目立ちやすい部位なので、注入量と層の判断に高い精度が求められます。

ベビーコラーゲン(当院ではヒューマラジェン等を使用)はヒト型コラーゲンそのものを注入する製剤です。人の皮膚に含まれるタイプⅠ・タイプⅢコラーゲンを成分としており、粒子が非常に細かく組織に馴染みやすいため、薄い皮膚越しでもチンダル現象が起きにくい特性を持っています。「水を抱えてふくらませる」のではなく「肌の骨組みそのものを補う」製剤であるため、ふっくら感よりも自然なハリと透明感に近い仕上がりが期待できます。

また、コラーゲン注入によって線維芽細胞(自己コラーゲンを生成する細胞)が刺激され、注入した製剤が吸収された後も自己コラーゲンの産生が続くと考えられており、肌の質感改善を底上げする効果も期待されています。アレルギー反応のリスクも極めて低い製剤です。

ただし、ベビーコラーゲンはヒアルロン酸と異なり溶解剤では溶かせないため、注入量の判断は慎重に行います。初回は少量から入れて、2〜3週間後の落ち着いた状態を確認しながら追加していく方針が基本です。

適応について

ベビーコラーゲンが目元に向いているケースとして、以下が挙げられます。

  • 目の下のくぼみ・影クマ:骨格的な凹みや脂肪の減少による影
  • 涙袋の輪郭補正:涙袋と頬の境の溝(ゴルゴライン上部)のなだらかな補正
  • 目尻の細かいシワ:表情筋の動きが多い目尻の放射状の小じわ
  • 目元全体のハリ低下:コラーゲン減少による皮膚のくすみ・薄さ

一方、皮膚のたるみが主な原因のケース、脂肪が突出している目袋が目立つケースなどは、ベビーコラーゲン単独では対応が難しい場合があります。カウンセリングで状態を確認したうえで、適切な治療法を提案します。

症例1:目の下のくぼみ・影クマへの注入

ベビーコラーゲン 目元 症例1
ベビーコラーゲン 目元 症例1

目の下のくぼみが目立ち、常に疲れて見えるという悩みでご来院された症例です。骨格的な凹みに起因するタイプで、光が当たると影ができやすい状態でした。

薄い皮膚の直下にごく少量を丁寧に注入し、くぼみをなだらかに補正しました。ベビーコラーゲンは粒子が細かいため皮膚越しに透けにくく、仕上がりは「ふっくら膨らんだ」というより「影が消えてフラットになった」という印象です。施術直後から効果を感じていただける一方、2〜3週間で落ち着いた状態に安定します。

症例2:目尻・目元全体のハリ感低下へのアプローチ

ベビーコラーゲン 目元 症例2
ベビーコラーゲン 目元 症例2

目尻の細かい小じわと、目元全体のくすみ・薄さが気になるという症例です。加齢によるコラーゲン減少が主な原因と判断し、目元全体にごく薄く均一に注入しました。

目尻は表情筋の動きが多く、ヒアルロン酸では不自然になりやすい部位です。コラーゲン製剤は組織への馴染みがよく、動きに追従するため自然な仕上がりになります。注入後、皮膚の厚みや質感が改善し、目元全体の印象が明るくなる変化が見られました。

施術後の仕上がりイメージ

ベビーコラーゲン注入後の目元の変化は、大きく3つの方向性で感じていただけます。

自然なハリ感:皮膚の骨組みが補われることで、くぼみや凹みがなだらかになります。「膨らんだ」というより「もともとこういう肌だった」という自然な変化です。 透明感・くすみ改善:薄くなった皮膚に厚みが加わることで、下にある血管や色素が透けにくくなります。影クマや青みがかったくすみが目立ちにくくなる変化が見られます。 ふっくら感:涙袋下の溝や目尻のくぼみが補正されると、目元全体のぽってりとした立体感が出やすくなります。ヒアルロン酸のような「入れた感」ではなく、やわらかく自然なボリュームです。

効果には個人差があり、注入量・部位・皮膚の状態によって変化の程度は異なります。

施術の流れとダウンタイム

  1. カウンセリング:目元の状態・骨格・くぼみの原因を確認し、注入量とアプローチを決定します
  2. 麻酔クリームの塗布:約20〜30分おき、感覚を鈍らせます
  3. 注入:細い針で丁寧に注入します(施術時間は15〜20分程度)
  4. アフターケア確認:当日の注意点・洗顔・メイクの開始タイミングをご説明します
ダウンタイムの目安

目元はダウンタイムが出やすい部位です。あらかじめ余裕を持ったスケジュールでご来院ください。

  • 赤み・腫れ:針穴周辺の軽い赤みや腫れは、当日中〜翌日には大きく落ち着くことがほとんどです
  • 内出血(青あざ):目の下は皮膚が薄く毛細血管が豊富なため、内出血が出やすい部位です。出た場合は青紫色の変色が現れますが、5〜10日程度で徐々に消失します。コンシーラーで隠せる程度のことがほとんどですが、重要な予定の前は避けることをお勧めします
  • 注入部位の膨隆:施術直後は注入箇所が一時的に膨らんで見えることがありますが、数日で落ち着きます
  • メイク:当日は注入部位を避けてください。翌日からフルメイクが可能です

重要なご予定の1週間前までに施術を受けていただくと安心です。

効果の持続と追加注入

ベビーコラーゲンの効果持続期間はおよそ6〜9か月が目安です。代謝の速さや元のコラーゲン量によって個人差があります。

当院では、初回施術から1か月前後に2回目を追加することで組織への定着がよくなると言われています。その後は半年〜1年に1回のメンテナンスで状態を維持する方が多いです。

なお、ベビーコラーゲンはヒアルロニダーゼ(溶解剤)では溶かせません。入れすぎた場合の修正は自然吸収を待つことになるため、初回は必ず少量から始め、必要に応じて追加する方針を取っています。

ヒアルロン酸との違い・使い分け

主な作用肌の土台補強・質感改善ボリュームアップ・溝の充填
目元での使いやすさチンダル現象が出にくい注入層・量に慎重な判断が必要
仕上がりの印象自然なハリ感・肌質改善即効性の高いボリューム感
溶解の可否不可(自然吸収を待つ)可(ヒアルロニダーゼで溶解)

どちらが向いているかは実際の状態を診察しないと判断できません。目元のくぼみが深い場合や、即効性を求める場合にはヒアルロン酸が適しているケースもあります。カウンセリングで詳しくご説明します。

ご予約・ご相談

目元の施術は繊細な部位だけに、製剤選びと注入量の判断が仕上がりに直結します。ベビーコラーゲンが向くか、他の治療との組み合わせが有効かどうかは、まずカウンセリングで実際の状態を確認してからご提案します。

肌育注射(スキンブースター)の詳細ページ

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施術に関する重要事項

施術名:肌育注射(ベビーコラーゲン)
施術内容:ヒト型コラーゲンを皮膚に直接注入し、目元のくぼみ・小じわ・ハリ感低下を改善する治療
標準的な費用(税込):¥84,000〜(部位・注入量により異なります)(詳細は料金表
主なリスク・副作用:一時的な赤み・腫れ・チクチク感、内出血(青あざ)、注射部位の軽い膨隆(数日で消失)
施術回数・期間の目安:初回後1か月前後に2回目を推奨、以降は半年〜1年ごとのメンテナンス
※ 自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。
※ 本記事は医師監修のもと作成していますが、個別の診断・治療を目的としたものではありません。
※ 症例写真の掲載にあたり、治療内容・費用・主なリスク・副作用を併記しています。

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